大家さんのつぶやき

2006年08月16日

物件名の話

子どもの名前をつける、というのは親にとって一大事です。我が子の幸せを祈って、ああでもない、こうでもない、と首をひねる。
高名な鑑定師に見てもらって……、というのもよくある話で、私とダンナの名付け親が同じ鑑定師だった、というのはウソのようなホントの話。
ただ、人によって「あの鑑定師はどうこう……」、というクレームも付きやすいので、ウチの子どもはみんな、有名なお寺につけてもらいました。西国参りの札所。これなら誰も文句は言うまい(笑)。

自分の子どもほどじゃあありませんが、やっと竣工した賃貸物件の名前をつけるのは大家の一大事であり特権です。
かわいい我が子(物件)の幸せ(満室)を祈って、ああでもない、こうでもない、と首をひねります。
どのような名付けが行われているのか、その実情をお話してみましょう。

かつてはかの「トキワ荘」であるとか、「一刻館」であるとか、日本語の名前が主流でありましたが、いまやカタカナ外国語の大氾濫。

管理人も某物件の新築時、「同潤会江戸川アパートメント」のような、人々に愛される物件になれかし、と
「○○町アパートメントにします」
といったら建築士さんに滂沱の涙を流されてしまい、結局ドイツ語もどきの名前をつけました。ちなみにお隣をみればイタリア語もどきの物件名。その向こうにはフランス語。
カタカナ外国語=カタカナ英語一辺倒の時代は過ぎ去ったようでございます。


さて周りを見回してみますと、けっこう多いのが大家の名前がついた物件。
「レジデンスカトウ」とか「リバーハイツ ハヤシ」とか。さらに安直に「第3 山口マンション」なんてのもあります。
「メゾンKYK」というのがありまして、トンカツ屋さんが大家さんかと思いきや、奥様のが「清子」で、そこからイニシャルを取って名付けたとか。


次に多いのが地名ですよね。近隣の駅名を付けることは多いです。最寄り駅がわかるので便利といや便利ですが……。ブランドイメージのある地名が近隣にあったりすると強引にその地名をつけたりすることもあるので要注意です。
管理人の学生時代、「北白川」とつく賃貸に住んでいる友人を訪ねると、バスの終点(北白川別当町)から歩いても歩いてもなかなか着かない。なんのことはない最寄り駅は実は修学院だった、ということがありました……(京都に住んだことのある人は地図を想像あれかし)。

安直系では、ハウスメーカーの商品名に+αしたものも多いですよ〜。+αはこれがまた、大概地名か家主名だったりするんですが(汗)。
「セジュール」とか「シャーメゾン」とか「プライジア」とか付いてると、
「あ〜、あそこのメーカーさんだ!」
……ま、外観でもわかりますけど……。


世相を映す物件名もありまして、20世紀から21世紀あとなる2000年-2001年築にはやたら「センチュリー」とか「21」のつく物件が増殖したものです。
この系統の傑作は、このあいだ散歩していて見つけた「ハイツペレストロイカ」(!
) ゴルバチョフが見たらすごく喜びそうです(笑)。


けれども悲しいかな。大家という人種の発想にはそれなりに限界もあるようで……。
けっこう同名の物件をみることがあります。
管理人は「ヴェルドミール」という名前のマンションを3棟知っています。
「パレス(宮殿)」「レジデンス(大邸宅)」などの、元の言語の意味からすれば大げさな名前がつけられることが多いのですが、それゆえの悲劇もあります。
ある大家さんは自分の物件に「レオパレス」と付けたのです。20年ほど前の話です。当時は同名の商品を展開している某社は、まだ全国展開前だったので……。管理人はその物件を知っているだけで、大家さん本人とは面識がありませんが、きっと今は物件名から持たれる先入観に困惑してると思います。あらゆる意味で全然違いますから。


では最後に、今まで見た中の傑作を。
「マンションアスリート」
……走ってるんかい!!

mixiにも[マンション名がモッスゴアツイヨ] トピックがありますが、似たようなことを思いながら物件名を眺めている人は多いようで……。
↓ こんなページもありました(笑)
http://www.ishidamaggie.com/mansion/

めぞん一刻 (1)トキワ荘実録―手塚治虫と漫画家たちの青春
posted by 武水しぎの at 00:20| Comment(29) | TrackBack(9) | 大家さんのよもやま話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月09日

お引越し

末娘が泣いてやってきました。
あーー。また姉ちゃんとケンカしたか……。

「あのね、お姉ちゃんがね」

「ハイハイ」

「寝巻きのズボンがおっきくて、すぐ落ちるからね、頭にかぶってたらね」

(…………)

「そんなんしてたらもう貸さへんで!って言われたの」

彼女のはいているズボンはお姉ちゃんのお下がり……いや共用です。
それで使うな!と言われたんでないているらしい。

しかし娘よ。そりゃ、ズボンを頭にかぶったキミがいかんやろ!


と、いうわけで管理人日記は引っ越します。
新住所はこちら

http://blog.smatch.jp/ooyasan/

管理画面なんかは正直シーサーの方が使いやすいのですが、「住まい」のブログ大集合!というコンセプトに負けてスマッチ!に引越しを決めてしまいました。

今後、大家のお仕事系のお話はスマッチ!の方へ。
このシーサーの日記はとりあえずそれ以外を。
トップにスマッチ!の最新記事のRSSを表示しときます〜。
posted by 武水しぎの at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月07日

ぼくはぼくがきらいだ

CSで放送してた新世紀エヴァンゲリオンが、ちょうど寝る前の一息タイムだったので、ときどき見てました。
先週最終回だったけれども、本放送のときは絵コンテの羅列にぶっとびましたが、今見ると逆に開き直り方に感心したり。
あー、そーゆー話だったのか、と今更ながら思ったり。

で、これがなぜ「大家さん」の日記につながるかといいますと。
碇シンジくんが言うんですよ。

「ぼくはぼくは嫌いだ」

そこで、世の中の同業者(家主)の方に質問。
自分の物件、好きですか?

自分ちの物件のサイトやチラシを作ったりしてると、たまに聞かれるんですよ。
「うちのも作ってって頼んだら、いくらぐらいでしてくれる?」
って。
結局他人様のものを作ったことはいまだにないのですが、もし作るとしたらクライアントに何が聞きたいか――自分が自分の物件の広告作るときに、何を考えながら作ってたか考えてたところに、前述のシンジのせりふを聞いたんですよね。


「わたしはじぶんの物件が嫌いだ」


作成してるときにそう思っちゃうと、ソコで頓挫。オイオイって、突っ込みまくります。

ここはやはり

「でも、好きになれるかもしれない」

で行かなくては。いっそ「愛してる」までがんばりたい。
しかし、こーゆーアニメを見ながら、そーゆー方へ思考がゆく私は、やっぱりどうかしてると思います……orz

劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に
posted by 武水しぎの at 22:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月04日

去年の枝折りの道かえて

まだ見ぬ方の花を訪ねん
              by西行


業者さんにお中元を持って夏のご挨拶にゆきました。
いくつも手にぶら下げて歩くのは嫌なので、ママチャリでGO!

まえの愛車はスタンドのばねが折れ、サドルのバネも折れ、こぐとガタピシ鳴るので、この間新調しましたよv
そしたらこぐのが軽くて、嬉しいのなんの!

と、いうわけで、せっかくチャリで30分の道のり。
いつもの道じゃつまんないので、帰りはふらふらとさまよいながら、あちこちの物件を見て歩きました。
もちろんネタにするのですよ。ふふふ。

成果はまたそのうち。
posted by 武水しぎの at 15:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

早朝の電話

朝5:00に電話が鳴った。
深夜早朝の電話は不吉だ。誰かが死んだんじゃないかと不安になる。
半年ほど前に鳴ったときも、不幸の知らせだった。

飛び起きて電話を取ると、
「朝早くからすみません」
と、某物件の方。
テレビが映らないんです」

はぁ?
えーーと。そのぉ。
アナタの住んでおられる物件は、地域のケーブル引いてて、屋上のアンテナは今は飾りなんで……。
屋上アンテナの頃は山の中やから雨が降ると映りが悪いとかあったけど、今はケーブルやから、お天気も関係ないし、そもそも今日晴れだし。

テレビそのものがおかしくないなら、それはケーブルテレビの方の障害やと思います……。
ケーブル会社に聞いて、解決しなかったら電話ください……。

丁重ですまなそうで低姿勢で、きちんとした応対のお電話やったけど……。
テレビ映らないで朝5:00は堪忍してください(泣)
心臓に悪いから。
posted by 武水しぎの at 23:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月02日

実験中

RSSから記事拾ってきて表示する実験中。
プログラムの知識はないので、当然借り物。
posted by 武水しぎの at 11:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月26日

キイチゴ

img089.jpgふと、近所の物件をみると。
駐車場のフェンスにキイチゴが!
おお! ミントまで!

よく手入れされてるし、オーナーさんが植えたのかな。
でも。よく見ると隣の敷地から生えてるような気も……。
隣が大家さん?

それにしても、よく熟れておいしそうだ。
右向いて、左向いて、よし、誰もいない。






ぱくり。

美味!!
posted by 武水しぎの at 23:11| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キッチン流し水漏れ

入居されたばかりの部屋から、キッチン流しの水漏れの連絡がありました。
「流しの下の排水管から漏れてます〜」

とりあえず行って、見せてもらうと……。
ありゃ。
ジャバラホース、ビニールテープで補修してあるやん。
前の人がやったみたいです。
でもコレ。普通のビニールテープやから、頻繁に巻きなおさないとまた漏れるし。
いやでも。改装の業者さん。報告してくれたっていいじゃないか(>_<)


まあでも、流し下の排水ホースは構造簡単なので、道具もほとんど要りません。
ホームセンターで合うサイズの替えホースを買ってきて、ホースエンドをエンビ用セメダインでくっつけて、元通りに樹脂ナット締めるだけ。ついでに防臭パッキンも付けて。
材料費1000円余。買い物時間入れても1時間で修理完了。


入居者の方にはいたく感心されてしまいましたが……。
はっきり言ってご自分でおやりになれます。十分に。
水道屋さん読んだり、家主や大家に言って直させるよりも、そのほうが早いです。たぶん。他人を家にあげなくていいし。
水道のコマ交換とかも自分でしていただけると、すごーく助かります。


あ。でも、元のと違うようになる修理は、貸主のOK貰ってくださいね。
たまぁに、むちゃくちゃな自己修理をされてすごーーーーく困ることがあります。
↑当然原状回復していただきます(爆)
posted by 武水しぎの at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月25日

パロマ

パロマの給湯器事故。
うちの物件では設備としてつけてはいません。

つけてはいませんが……。
つけてないはずですが……。
死んだ先代の頃には給湯器は、借主さんの持ち込みでした。
で、退去するときに置いていった場合はいちいち取りはずさんと、次の方に使ってもらうこともよくあった……。
そんな部屋にどんな給湯器が付いてるかなんて、自慢じゃないが、ぜんぜん把握してません(>_<)


しゃあないので結局、全戸に注意書きを配りました。
このときはネットのありがたさを痛感しましたね。
こっちで一所懸命、どんな形のどういう給湯器か書かなくても、パロマのサイトにちゃんと「お詫び」のpdfファイルが載ってるし。
これに簡単なお手紙をつけて、この間配布しました。

うん。でも十中八九付いてないと思うよ。うん。
posted by 武水しぎの at 22:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月18日

超長期投資 

こういう仕事(家主)をしてると、投資のお話――というか、お誘いはよくいただく。

ところが私は「利回り」だとか「キャピタルゲイン」だとか「パーセント」とかを聞くだけでアタマが拒否権を発動するほど数字が嫌いだ。(一応理系やけど)

でもまあ仕事なので一応は、FP(ファイナンシャルプランナー)の人なんかが持ってきはる、投資信託の話だとか、長期分散投資なんかの話をたまには聞く機会があるわけです。

長期的にみれば分散して投資するとさほど高くはないが、安定した利回りでの運用が見込めます、という話をよく聞きます。
で、こないだ出席した勉強会でいただいた資料の中にあった長期投資の例示。おおまかに1985年ぐらいからの長期分散投資実績があったわけですが

ここで私の頭はかなり時間軸が狂っていることが判明しました(爆)。

「1985年? ちっとも長期じゃないじゃん!」

と思ってしまったです。
世間一般的には十分長期なんでしょうね……、きっと。
よくボスのいう「つい最近」は「15年ぐらい前」だわ、とぼやいてたんですが、私も人のこと言えません(泣)。

かなり前――3−4年前に投資信託をノルマで持って来はった銀行の人の営業トークは
「40-50年スパンでみると、株は必ず上がっているんですよ。元本割れる例は不幸にしてつぶれた会社以外はありません。投資信託は株を直接購入するわけではないので、そういったリスクも回避できます」
という趣旨だったのを、なぜかよく覚えてます。確かにその通りやわ、と納得はしつつも、覚える違和感。


なぜならウチにも、40-50年どころでない超長期投資の株が現存します。すごいでしょう(笑)。なんとひいじいさんが購入した阪神電鉄2株。80年は軽くたってると思われます。
確かに額面での元本割れはしてません。額面だけで計算すればそれなりの利回りになってます。
でも生活実感としては、元本割れはしまくってます。今となっては思いっきり端株やし。1円の価値が当時とはぜんぜん違うもんね。


私の頭の中の「長期投資」はこれぐらい熟成(?)したものを言います(笑)。

1円の価値……。子供のころと今とで……どれぐらい変わったかしらん??
posted by 武水しぎの at 19:03| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする